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2 months ago
10月3日からWHITESTONE TAIPEIにて、個展を開催します。
今回の個展のタイトルは「UNDER EDITING」。

自分はこれまで一貫して「装飾」をテーマに作品を制作してきました。
当初は、古今東西の装飾文化に魅了されて、その視覚的な美しさや強さを探っていました。
しかし、制作を続けていく中で、次第に「なぜ装飾は人の認識や価値判断に影響を与えるのか」ということに関心が移っていきました。装飾には、表面的な美しさによって人を惹きつけるだけでなく、目に見えない価値や権威、神聖さのようなものを、人に感じさせる力があるんじゃないか。
そうした制作や考えを重ねていく中で、次第に関心は自分自身へと向かっていきました。
自分は愛媛の過疎地域にある酪農家の家庭で育ちました。当時は、酪農という環境や田舎で育った自分の生い立ちを人に知られることが恥ずかしく、できるだけそこから距離を置きたかった。18歳で上京してから、ファッションやデザインの世界に進み、現在はアートを制作している。
振り返ってみると、それは単に自分の興味やキャリアを選んできたというだけではなく、過去の自分から距離をとって、別の自分をつくっていく行為だったのではないかと。それは、自分の過去に新しい価値を与え、別の姿へと変えていく「自己装飾」を行っていたのかもしれない。その考えをもとに、2025年には「decorative man」という展覧会を行いました。
しかし、自分の過去を作品として説明し、ひとつの物語として語ることを繰り返す中で、そこにも違和感を覚えるようになった。自分の経験や過去は、本来もっと複雑で、ひとつの物語に集約されるものではない。それを人に伝えるために物語化することで、かえって過去や自分自身を固定してしまっているような感覚を感じた。
人に伝えるために自分自身を物語化することも、自己を装飾する行為なのではないか。
こうした経験から、現在は、自己や過去をどのように捉え直し、書き換えていくのかという「自己編集」の問題へと関心が広がっていきました。

今回の個展では自己を書き換え続けていく過程そのものを表現しようとしています。
過去をそのまま保存するのではなく、今の自分から見て、何を残して、何を隠して、何を強調するのか。
そうやって、自分についての物語も少しずつ変わっていく。
「UNDER EDITING」というタイトルには、完成することのない自分自身の状態を込めています。

自分自身の過去を編集すること。
それは、自分だけに限ったことではなく、私たちの身の回りでも、さまざまな形で起こっているのではないか。

ぜひ会場で見てもらえたら嬉しいです。

個展「UNDER EDITING」
会期|2026年10月3日 – 11月14日
会場|WHITESTONE TAIPEI

UNDER EDITING
October 3 – November 14, 2026
WHITESTONE TAIPEI
@whitestonegallery.official
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Posted On: September 5th 2026, 09:12 am
10月3日からWHITESTONE TAIPEIにて、個展を開催します。
今回の個展のタイトルは「UNDER EDITING」。

自分はこれまで一貫して「装飾」をテーマに作品を制作してきました。
当初は、古今東西の装飾文化に魅了されて、その視覚的な美しさや強さを探っていました。
しかし、制作を続けていく中で、次第に「なぜ装飾は人の認識や価値判断に影響を与えるのか」ということに関心が移っていきました。装飾には、表面的な美しさによって人を惹きつけるだけでなく、目に見えない価値や権威、神聖さのようなものを、人に感じさせる力があるんじゃないか。
そうした制作や考えを重ねていく中で、次第に関心は自分自身へと向かっていきました。
自分は愛媛の過疎地域にある酪農家の家庭で育ちました。当時は、酪農という環境や田舎で育った自分の生い立ちを人に知られることが恥ずかしく、できるだけそこから距離を置きたかった。18歳で上京してから、ファッションやデザインの世界に進み、現在はアートを制作している。
振り返ってみると、それは単に自分の興味やキャリアを選んできたというだけではなく、過去の自分から距離をとって、別の自分をつくっていく行為だったのではないかと。それは、自分の過去に新しい価値を与え、別の姿へと変えていく「自己装飾」を行っていたのかもしれない。その考えをもとに、2025年には「decorative man」という展覧会を行いました。
しかし、自分の過去を作品として説明し、ひとつの物語として語ることを繰り返す中で、そこにも違和感を覚えるようになった。自分の経験や過去は、本来もっと複雑で、ひとつの物語に集約されるものではない。それを人に伝えるために物語化することで、かえって過去や自分自身を固定してしまっているような感覚を感じた。
人に伝えるために自分自身を物語化することも、自己を装飾する行為なのではないか。
こうした経験から、現在は、自己や過去をどのように捉え直し、書き換えていくのかという「自己編集」の問題へと関心が広がっていきました。

今回の個展では自己を書き換え続けていく過程そのものを表現しようとしています。
過去をそのまま保存するのではなく、今の自分から見て、何を残して、何を隠して、何を強調するのか。
そうやって、自分についての物語も少しずつ変わっていく。
「UNDER EDITING」というタイトルには、完成することのない自分自身の状態を込めています。

自分自身の過去を編集すること。
それは、自分だけに限ったことではなく、私たちの身の回りでも、さまざまな形で起こっているのではないか。

ぜひ会場で見てもらえたら嬉しいです。

個展「UNDER EDITING」
会期|2026年10月3日 – 11月14日
会場|WHITESTONE TAIPEI

UNDER EDITING
October 3 – November 14, 2026
WHITESTONE TAIPEI
@whitestonegallery.official
Comments (2)
onochiyan7773 2 months ago
sofiasolamente 2 months ago

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