Instagram story viewer> @__sakie> Posts
30
followers
42
following
世界は一冊の本。
ここにあるのは、わたしが日々読んだ風景のかけらたちです🌿
POSTS STORIES REELS TAGGED
読書の合間に。

足元ばかり見て歩いていたら、今年も空からひと粒ポトン。
去年は、頭に直撃だったけれど、今年は日傘を差していたおかげで、直撃はまぬがれた。(当たると結構痛い……)

自然の落としものが偶然つくり出す模様を楽しむ秋。

#銀杏 by @__sakie
1
18 days ago
Download
『世界はうつくしいと』

色づきはじめた柿の葉と葉の隙間から、秋の陽が降る朝。詩集と一緒に日光浴。

きょう眺めた場所に、栞がわりのあたたかい陽ざしと木の葉のさざめきをはさんでゆく。たぶん、鳥の声なんかも少し入っている。

お気に入りの本たちはよく連れて歩くから、目には見えないいろいろなものたちが、ページのあいだにはさまっているだろうな、と思う。そのときどきにわたしの感じたことと一緒に。

そうやっていくつもの季節をかさねて、わたしの本として育っていくのがとてもうれしい。

「うつくしいものをうつくしいと言おう。」

秋晴れのこんな日には、この詩のこの言葉が、いっそうかろやかにやってくる。

うつくしいものは、うつくしいと言おう。

過ぎてゆく季節はうつくしいと。
さらりと老いてゆく人の姿はうつくしいと。
一体、ニュースとよばれる日々の断片が、
わたしたちの歴史と言うようなものだろうか。
あざやな毎日こそ、わたしたちの価値だ。
うつくしいものをうつくしいと言おう。

           『世界はうつくしいと』/長田弘

#長田弘  #世界はうつくしいと by @__sakie
0
18 days ago
Download
ぱっくりと割れたいがから、つやつやときれいな栗の実がのぞいていて、「おっ」となったきのうの夕方。
何日か前に見たときにはまだ、どのいがも割れていなかったのになぁ。
割れ口が笑っているように見えるから、笑栗(えみぐり)って言うらしい。
なんだかほほえましい。

刈り取り前の稲穂は、風が吹くとしゃらしゃらといい音を立てる。
その脇で日に日に増える、彼岸花の赤。
朝にはあちらこちらに見えていたつゆくさの青は、夕方には一斉に姿を消していて、少しさびしい。きっと、どこかにはいるのだけれど。

遠くから電車が走る音がきこえてきて、すっかり秋だなぁと思いながら、少しだけその場に佇む散歩道。

#秋の散歩道 #笑栗 by @__sakie
0
a month ago
Download
人と会う機会が多くて楽しかった今年の夏。
いまでも時々、写真を見返したり、何気ない会話を思い出したり。

でも、ちょっと疲れも出てくる頃なので、9月のしとしと降る雨が、ほどよく熱を冷ましてくれて、ちょうど良いこの頃。(長雨になると心配だけど……)

小雨のときに散歩に出たり、朝起きたあとに呼吸を意識したヨガをやってみたり、ピアノを弾いたり、眠る前にすきな本を開いたり。
そういうちょっとした時間で、自分を少しずつ調えて。

ひとりでもくもくと自分のすきなものを作り続け、自分が気に入ったランプをひとつ手元にーー。
きのうの夜、ひさしぶりに読み返していた『ゴールディーのお人形』、良かったな。

また今夜も読もう。 by @__sakie
0
a month ago
Download
最近、はじめて読んで、好きになった絵本。

『かぜは どこへいくの』/シャーロット・ゾロトウ 作
  ハワード・ノッツ 絵
  松岡 享子 訳

奥付けを見ると、この絵本が世に出たのは、わたしの生まれるよりも前だった。

子どもの頃、あまり絵本を読んだ記憶がなくて、おとなになってから手にとった絵本がほとんどのわたし。

子どもの頃に出逢っていたらな、と思う絵本も正直あるけれど、いま出逢ったからこそ、心に響いたのかもしれない、と思うものもあって、そういうときは、出逢うべくタイミングだったんだ、と都合よく考えることにしている。

それに、これからもまだ素敵な絵本に出逢える愉しみがたくさん残されているのだ、と思うとちょっとうれしい。

心に響く一冊を、はじめて読んだときの時間はやっぱり特別。
もちろん、良い本は何度読み返してもいいものだけれど、はじめて読んだときというのは、自分のなかへの沁み込みかたが違う気がする。

ページをゆっくりとめくりながら、絵に立ち現れる物語の世界の空気を味わい、ふと、目にしたことばにハッとさせられて、立ち止まる。
何度経験してもいいものだな、と思う。

昼間に、梨の木の下で飲むレモネード。
日が暮れたあとの庭に残された台車。
空にかかる細く白い月。
お話には出てこなくとも、絵のなかにしずかに描かれる猫の姿。

まだまだ残暑は厳しいけれど、夏の終わり、子どもの頃の夏の夕暮れの感じを思い出しながら、読みたい絵本。

#かぜはどこへいくの #シャーロットゾロトウ by @__sakie
0
2 months ago
Download
Luca Delphi&There is a fox ライブへ。
夏の恒例になりつつある、ふたりのツアー。一昨年の紫明会館、去年のstardustに続き、3回目の参加。
今年は京都文化博物館で。

foxさんの手元が良く見える席に座れたので、でギターを奏でる指を眺めながら。聴いているひとの心をしずかにふるわせる、音の波が生まれていく場所。

このふたりの奏でる音楽は、ほんとうに心地が良くて、安心して身を委ねられる感じがする。ここに来るまでに感じていた暑さも、人混みにいたせいで張りつめていたものも、ちょっとした考えごとも、全部さらさらと洗い流されていく。

はじまりは、新しいアルバムのなかから、「Dancing in the Echoes」。
去年に続いて、ふたりの旅してきた風景が見えるような時間だった。歌のあいだにはさまれる旅のエピソードと歌がリンクしていって。

砂漠のなかの大きな木の影や、吹き抜けていく風、くじらの赤ちゃんと目が合った水の中。
曲が進むごとに、だんだん博物館のなかにいることを忘れて、自分も旅の風景のなかにいるような、広々とした気持ちになっていった。

最後は、「星めぐりの歌」。
今年も直に聴けてうれしい。
乾いていたところに隅々まで沁み込んでいく感じ。たっぷり音楽に包まれて帰るしあわせな夜だった。

#lucadelphi  #thereisafox by @__sakie
0
2 months ago
Download
🕊️

「おめでとう」を伝えることが続いた、うれしい1週間。

5羽のつばめの雛が無事に巣立ち、「おめでとう」
新しいいのちの誕生に「おめでとう」
大切な節目に「おめでとう」

それぞれの「おめでとう」にたどり着くまでの物語を想った1週間でもあった。

記念日自体をお祝いするというよりも、それまでの道のりへ気持ちを重ねていく時間だったような。
いろんな人の想いや、風景に触れて。
そして、いつのまにか、たくさんのおすそ分けをもらっていることに気づく、お祝いの席の帰り道。

なんだか、ほのかに照らされている。 by @__sakie
2
3 months ago
Download
『うっかりの玉』

ふうっ、
と息をふきかけたら消えてしまいそうな
小さなお話が6つ。
どのお話にもおばあさんやおじいさんが出てくる。

ゆっくりしゃぼん玉をふくらますように
水たまりのなかの景色をのぞくように
読みたくなる一冊だった。

ばあさまににらみ返されて
ほたぁん、ほたぁん、と落ちる女の子のなみだ。

つゆ草のような青い着物のたもとをゆらすときこえる、
こつぅん、こつぅん、という玉のぶつかり合う音。

この本の世界のなかでは、いろんなものが揺れていて、時間までがたゆたっている感じがする。

うっかりわすれた用事が、みんな、色とりどりのきれいな玉になって、部屋のなかに転がっているのっていいな。
思い浮かべるだけで、なんだか気持ちがあかるくなる。
きっと、わたしの部屋のなかにもいっぱい転がっているはず。

もうひとつ、この本を読んだあとに、わたしのなかに刻まれてしまったもの。

クマは、いまにも消えてしまいそうな蛍光灯をゆびさして、
「まるで、さよならって、手をふっているようじゃありませんか」
と、静かに言いました。
「こんなふうに消えそうな蛍光灯を見ると、いままでわたしたちのことを照らしてくれていたんだなあって気づくんです。消える前には、ちゃんとはたらきましたよって、手をふるようにあいさつまでして」

            (『白いクマと蛍光灯』より)

最近は蛍光灯も少なくなったけれど、チカチカし始めた蛍光灯を見るたびに、「さよなら」と手をふっているようにしか見えなくなってしまった。

#うっかりの玉 by @__sakie
0
4 months ago
Download
ー夏至の朗読会ー

また今年も、あの風景のなかに身を置けることがうれしく、心待ちにしていた「夏至の朗読会」。

ひさしぶりに会える人たちの顔を思い浮かべながら、「そば、けいた」さんへ。

再会をよろこび合う道中を経て、和やかな気持ちでお店へ到着。
きれいな紫陽花と庭の緑、それからあたたかな人の笑顔が待っていてくれた。

あかるい窓辺にはオルガン。

でも、よく見ると、なんだかちょっと妙な感じが……。
足踏みオルガンのような姿かたちをしているけれど、手で弾く鍵盤の部分が見当たらない。代わりに、古い大きなトランクが横倒しになって乗っている。
(?)と思っているうちに、しずかに会がはじまった。

開いた窓から入ったそよ風が、緑の清々しい香りをふわりと連れてくる。毎年思うことだけれど、ここで過ごす時間は、本当に気持ちがいい。

からだのなかのあらゆる感覚がゆっくりとひらかれていく場所なので、思わず深呼吸したくなってしまう。

「ことばを音でたのしんでみてくださいね」

と、ゆうこさん。
小さな詩のなかのことばたちが、空間のなかに、しずかに、置くように放たれていった。キンダーハープのやさしい音色が空中で触れ合う。

北原白秋の童謡詩「あめ」では、この日、わたしもひと粒の雨になって、「あめ  あめ……」と声を加えさせてもらった。あのときの自分の声の余韻が、ふしぎといまも耳の奥に残っている。

あめ、ひかり、くも、たび、まど、えのぐ……。
生まれては消えていく音に、ただただ耳と心を澄ませてみる。ゆうこさんの深くおだやかな声は、場の空気を心地よく揺らしていっていた。

そして、お話は、リヒャルト・レアンダーの「古いトランク」へ。
いよいよ例のトランクがひらかれるときがきた。

今回のお話に合わせて用意してくださったトランクなのだろうな、という見当はついたけれど、トランクの金具を外し、ふたを開けると現れたのは、なんと鍵盤。台座の部分と一体化した、旅行用のリードオルガンだったのだ。

これは、スウェーデンの暮らしのなかで生まれた、持ち運びのできるオルガンとのこと。(最後、脚まで折り畳まれて、手品のようにトランクの姿に戻ったのにも、びっくり……)
左右のペダルを交互に踏むと、楽器がゆっくりと呼吸し始める。

100年先に手渡せるように、と、古い楽器を大切に修復されている方が、「こういうオルガンがありますよ」と快く貸してくださったものなんだそう。
この物語とこのオルガンが縁を結んだ場に居合わせられたことが、しみじみとうれしい。

小さな物語のあいだにはさまれる、小さなオルガンの曲は愛らしく、オルゴールのふたをそっと開けて愉しむような、ささやかさもあって。なんて、ぴったりな組み合わせなんだろう、と思った。

「古いトランク」は、はじめて知った物語。

アザラシの皮のトランクの質感や、開け閉めするときの金具の立てる音、バネや中の箱の赤いビロードの感じ……。耳から入ってくることばで、自分だけのイメージを創り上げていく時間もおもしろく、ひそやかな世界をのぞいた気分になれる。
お話と普段、目で出合うことが多いわたしには、耳での出合いが新鮮な入り口に感じるのかもしれない。

最後は、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」。
やわらかな余韻を残して、今年の朗読会もしずかに結ばれた。

🕊️

朗読のあとは、今年はおいしいそばがきや、いちじくが添えられたライ麦パンをいただいて。

出来立てのもちもちとした、あたたかなそばがきを食べると、なんだか、おなかのなかまでまあるくなっていくよう。どこのテーブルも、みなさんの顔がほころんでいて、見ているだけでしあわせな気持ちになれた。

午後は、ワークショップにも参加。
自分の「声」となかよくなるためのワークショップ。

からだとこころをほどいていき、息と一緒に声も吐き出していく。自分の心地良い声の温度を、丁寧にたしかめるような時間だった。
だれもが、自分のありのままの声をすきでいられたらいいなと思う。

きょうはいいお天気だけれど、明日からは、また梅雨らしいお天気に戻る予報。
しばらくは、ほんとうの雨といっしょに、

あめ あめ
        あめ     あめ

という小さな音の粒たちが、耳の奥ではじけて鳴っていそうだな。

@ecoute0906 

#夏至の朗読会  #古いトランク  #リードオルガン
#北原白秋 by @__sakie
6
4 months ago
Download
金平糖みたいなアジサイのつぼみ。
雨粒が金平糖に当たって、つるりとすべり落ちてゆく。

ちいさなひとつひとつが、
たいせつなものを包み込んでいるようにきゅっとつぼんでいるのが愛らしい。

愛らしいと言えば、もうひとつ。

5月は、道を歩いていたら、カメの子、ツバメの子、カルガモの子……いろんな子たちに出会えてうれしかった。

「ああ、そんな、道の真ん中にいたら危ない……」
「そんなに大きい声で鳴いたら、カラスや猫に見つかっちゃう……」

と、はらはらすることもあるし、
みんな、無事に大きくなれるのだろうか、という思いも、一瞬頭をよぎるけれど、
好奇心いっぱいに道を行くカルガモのひなたちを見ていたら、やっぱり何度でも思ってしまうのは、
「生まれてきてよかったね」
ということ。

育みの季節。
生まれてきたいのちが、すくすく育ちますように。

#アジサイ #カルガモ  #五月の散歩 by @__sakie
4
5 months ago
Download
早くも真夏日。

少し前に扇風機を出した。
いつのまにか、つめたいトマトや枝豆のお豆腐がおいしい季節に。

きのうの夜もちょっと蒸し暑かったけれど、外の風は気持ちよく、散歩に出てよかった。
空には爪をたてたようなうすい三日月が。
その下にはぽちりとあかるい金星。
少し離れたところには木星も。
その並んでいるすがたがとてもきれいだった。

写真は、ぶらりと立ち寄ったカフェで飲んだ、ブラッドオレンジとレモンのソーダ。きれいな色。

スプーンで氷をかき混ぜたときのカラカラという音をきき、炭酸の泡がのぼってゆくのを見ているだけで涼しい。

混ぜるとグラスのなかに見え隠れするレモンスライスもまたきれいで、楽しみながらちょっとずつ飲んだ。

のどがキュッとする酸っぱさと、後からふわっと口にひろがるオレンジの香りが癖になる。目が覚めた。
頭のなかにあった、ちょっとしたもやもやも、あわてて逃げていったよう。

手元には、春に古書市で見つけた、片山令子さんのリーフレット。「ひかりのはこ」と名づけられた薄いクリーム地の紙には、ちいさな詩が四つ入っていた。
こちらも、ちょっとずつ、ゆっくり味わう。
 
甘酸っぱいソーダを飲み、風を通してくれるような詩をながめているうちに、見事に気持ちが軽くなった。
 

#ソーダ #ブラッドオレンジ #レモン #ひかりのはこ by @__sakie
0
5 months ago
Download
4月の終わり。
雨上がりの朝。

2枚目は、
最近、散歩中に出会って、いちばんかわいかったひと。
日当たりの良い道の真ん中でじーっと動かない。

自転車がたまーに通るぐらいの細い路地だけれど、ちょっと危なっかしい。
おーい、渇いちゃうよ、踏まれちゃうよと、どこか近くにいい溝でもないか、きょろきょろしていたら、少し目を離したすきにいなくなっていた。

えっ、どこへ行った?
と、またきょろきょろしていたら、さっきは見つけられなかった小さな溝というか隙間に、ちゃっかり入っていた。
結構、離れた場所だったのに。

案外、きみ、足速いんだね、とわたし。

じっと動かなかったのは、じろじろ見てくるにんげんを警戒していたからなんですよ、とカメに言われた気がした。

#雨上がりの散歩  #ミドリガメの赤ちゃん by @__sakie
0
5 months ago
Download

Download All

Save the photos and videos currently loaded on this page.

0Photos
0Videos
Ready to download 0 / 0

Keep this tab open until your download is ready.

back to up