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Artistic Director of Aichi Prefectural Art Theater/Dance Base Yokohama(DaBY)
お薦め&鑑賞したダンスやバレエ、シアター等のアートを紹介!作品の創作過程や舞台裏も発信していきます。
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来週いよいよローザスが来日、ホフェッシュ・シェクター公演のチケットご発売となります。そこで、緊急開催、お話しさせていただくことになりました。
来日公演のお話しだけではなく、先週の海外出張で感じたことや、劇場や国際交流の現場で日頃考えていること等、気軽にお話しできればと思っています。質問も大歓迎、皆様と交流できる楽しい時間になればと思っています。ぜひお気軽にご参加ください。 taken in Nagoya, Japan    名古屋、日本 by @eri_karatsu
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4 months ago
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 by @eri_karatsu
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5 months ago
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こっそりと当館の人気企画、いよいよ明日です!
ダンスについて専門的な知識を学べる場「ダンス・スコーレ特別講座シンポジウム」、大学で行われている研究を、劇場というひらかれた場を通して県民の皆さんと共有していく取り組みです。専門的になりがちなアカデミアの知を、公共の文化施設である劇場につなぐことで、研究を社会にひらいていく。そんな試みとして続けてきて、今回で6回目になります。回を重ねるごとに、研究と実践、そして市民をつなぐ場として少しずつ広がってきたように感じています。
今回は、踊る身体と、写真という新しいメディアとの関係を、研究者が詳しく解説します。
私は進行を務めます。
全国からのご来場をお待ちしています!

今回のテーマ「ダンスと写真―アヴァンギャルドの時代における複製された身体」

○講演  
「『人形の精』写真コレクションに探る舞踊写真の系譜」�古後奈緒子(大阪大学大学院人文学研究科 准教授)

「〈踊る〉身体像と写真 ~バウハウスの場合」
柴田隆子(専修大学国際コミュニケーション学部 准教授)

「人形作家ロッテ・プリッツェルにおけるダンス・写真・映画」
山口庸子(名古屋大学大学院人文学研究科 教授)

○映画上映  
『プリッツェル人形』(監督:ウルリヒ・カイザー、1923年、無声映画、約15分、音楽なし)�Ein Film aus dem Bestand der Friedrich-Wilhelm-Murnau-Stiftung (murnau-stiftung.de) in Wiesbaden

○講演  
「広告写真におけるダンス的要素-1920〜30年代のアメリカとソ連の例から」�亀田真澄(名古屋大学高等研究院 准教授)

「帝国文化を写す朝鮮の舞姫 崔承喜」�李賢晙(武蔵野大学人間科学部(教養教育)教授)

https://x.com/apat_info/status/2034848368703545518?s=46 by @eri_karatsu
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7 months ago
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少し前になりますが、スイスでの経験を少しでもシェアできればと思い、投稿します。

2月11日から14日まで、スイスのベルンで開催された Swiss Dance Days 2026 に参加しました。
Swiss Dance Days は1996年に創設された、スイス最大のコンテンポラリーダンスのショーケースで、2年に一度開催されています。国内から多数の応募作品の中から厳選された約12作品が上演され、世界各国からフェスティバルディレクターや劇場プログラマーが集まり、上演とともにミーティングやディスカッションを通じて、新たな国際ツアーや共同制作の機会が生まれる、スイスのダンス流通における重要なプラットフォームです。

このフェスティバルを運営しているのが、Reso – Dance Network Switzerland という全国的なダンスネットワークです。Reso は2006年に設立され、スイス各地の劇場、フェスティバル、制作機関、プロデューサーをつなぎ、作品の制作、国内での流通、そして国際的な展開を支える役割を担っています。連邦制のスイスでは文化政策が都市ごとに分散していますが、Reso はそれらを横断的に結び、スイスのダンスを一つのネットワークとして機能させています。Swiss Dance Days はその中核事業として、スイスのダンス作品を国際的に紹介し、ツアーや共同制作へとつなげる重要な機会となっています。

私自身、前回 Swiss Dance Days を訪れたのは2011年で、今回が15年ぶりの参加となりました。このわずか20年ほどの間に、スイスのダンスが制度的にも芸術的にも驚くほどの発展を遂げていることを強く実感しました。Reso を中心としたネットワークの形成と継続的な支援により、制作、流通、そして国際展開が有機的に結びつき、現在ではヨーロッパのダンスシーンにおいて非常に重要な位置を占める存在となっています。

今回のプログラムでは、トランスジェンダー、フェミニズム、ポストコロニアリズムといった視点を通して、身体の意味や主体性を問い直す作品が多く見られました。振付家だけでなく、パフォーマー自身の身体的経験や文化的背景が創作の中心となり、「誰が身体の語り手なのか」というオーサーシップの問題や、身体表現における権利や存在のあり方が強く意識されていたことが印象的でした。また、ホールダンスやストリートダンスなど、劇場の外で生まれた文化的実践を取り入れることで、ダンスを社会的・歴史的文脈の中で捉え直す試みも多く見られました。

こうした傾向については、今回のジュリー(審査員)の多くが、身体の政治性やアイデンティティに関わるテーマに強い関心を持っていたことも影響していると聞きました。フェスティバルは単に作品を紹介する場であるだけでなく、現在のダンスがどのような問いに向き合っているのかを映し出す場でもあると感じました。

今回の滞在では、多くの関係者とのミーティングを通じて、ヨーロッパのダンスの現在地や制度、そして制作と流通を支えるネットワークについて、非常に多くの収穫を得ることができました。こうした仕組みや考え方は、日本のダンスのこれからの発展や国際的な展開を考える上でも、大きなヒントとなるものでした。

何よりも、30年前にはほとんど上演されていなかったスイスのコンテンポラリーダンスが、国や自治体などのサポートによってここまで発展してきたことを知れたことは、やり方次第では日本にもまだ可能性があるのではないか、と希望を持つきっかけにもなりました。

今回の滞在を丁寧にコーディネートしてくれた、Reso、Pro Helvetia の皆様に心から感謝しています。Pro Helvetia はスイス連邦政府によって設立された文化財団で、スイスのアーティストや作品の国際的な紹介と展開を支援し、世界各地の劇場やフェスティバルとの関係構築を担う重要な役割を果たしています。そしてステファン・ノエルとデルガド・フッシュのお二人には、スイスでの多くの出会いと機会をつくっていただきました。ありがとうございました。

こうした出会いと対話の積み重ねが、これからの新たな国際的協働、そして日本のダンスの未来へとつながっていくことを強く感じています。文化支援の面で厳しい状況にある日本の現状に、どこか諦めかけていた部分もありましたが、やり方次第ではまだ可能性があるのかもしれない、と感じられたことが今回の一番の収穫でした。 by @eri_karatsu
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7 months ago
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いまから帰国します。
ちょっと遅くなりましたが、ハンブルク公演のあとに立ち寄ったスイス滞在について、まずはバーゼルから。ハンブルクから移動して到着したバーゼルは、本当に穏やかで清潔で、15世紀の建物がそのまま残る可愛らしい景色に心が和みました。

今回、バーゼルバレエのリハーサルディレクターである西貴子さんにお誘いいただき、まず最初にカンパニーのリハーサルを見学。ちょうどローザンヌ・コンクールを終えてバーゼルに移動してきた山本康介さんとも二日間ご一緒することができ、お二人と国内外のダンス状況についてじっくり情報交換する、とても有意義な時間となりました。

バーゼルバレエは、2025年9月からマルコ・ゲッケが芸術監督兼ハウス振付家として作品創作と芸術的方向性を担い、ナジャ・カデルがドラマトゥルグとして作品の構造や文脈、レパートリー全体を俯瞰する視点から芸術的基盤を支え、ルディヴィコ・パーチェがカンパニー運営を担う、3名の共同ディレクター体制となっています。カルチュラル・マネジメントを学び、創作、教育など、ダンス領域で長年の経験を積んできたナジャ・カデルが、振付家であるマルコ・ゲッケと共同でディレクターを務めていることは、創作を個人の才能に委ねるだけでなく、作品の文脈やレパートリー全体を俯瞰する専門的な視点によってカンパニーの持続性と芸術性を支える運営体制の重要性を示しており、日本の劇場やカンパニーにとっても大いに参考になる点だと感じました。

なお、今回はマルコ本人は不在でお会いすることは叶いませんでしたが、劇場全体に流れる穏やかで集中した空気から、彼の芸術的方向性が深く浸透していることを感じました。
リハーサルは終始とても穏やかな雰囲気で進み、ダンサーの連れてきた犬が自由に出入りする場面もあり、“犬とともにある”マルコの劇場らしい空気を実感しました。ダンサーたちは胸板が厚く手足が長く、その大きな身体そのものがすでにマルコ作品の世界観を体現しているようで強い印象を受けました。日本人ダンサーの井出千里さんも在籍されており、国際的なカンパニーの中で活躍されている姿を見ることができたのも嬉しいことでした。

特に印象的だったのは、西貴子さんのリハーサルディレクターとしての仕事。振付家が常に立ち会えるとは限らない中で、作品の意図や身体性を正確に理解し、それを日々のリハーサルの中でダンサーに伝え続け、作品の質を維持し、さらに成熟させていく、作品の継承者としての役割を担っていました。振付作品は初演された瞬間に完成するのではなく、こうした継続的な実践によって生き続けるものなのだということを、あらためて実感しました。このような専門性を持つリハーサルディレクターの存在は、レパートリーを持つカンパニーにとって不可欠ですが、日本では予算的制約や人材の蓄積の面から同様の体制を築くことの難しさも多く、劇場運営の観点からも大きな示唆を受けました。

また、劇場内には専用のカフェテリアがあり、栄養バランスの取れた温かい食事からデザート(アイスクリームが大変美味しかった🍨)まで非常に豊富なメニューが用意されていることにも驚かされました。豊富な予算に支えられた充実した環境と、終始和気藹々とした雰囲気の中で、ダンサーやスタッフの誰もが笑顔で自然に挨拶を交わしている姿がとても印象的でした。こうした日常の環境や信頼関係の積み重ねが、作品の質やカンパニーの安定を支えているのだと感じます。

公演では、マルコ・ゲッケ版『くるみ割り人形』とあわせて、約400席の劇場空間を使ったダブルビルも鑑賞。このダブルビルは、マルコ自身が選んだ若手振付家に創作の機会を提供する場として位置づけられており、カンパニーのレパートリーを拡張すると同時に、次世代の振付家を育てる重要なプラットフォームとなっていくのだと思います。クラシックの確かな基盤を持つダンサーたちが、新しい振付言語に柔軟に応答する姿から、カンパニーの高い適応力と成熟度を強く感じました。

そして楽しみにしていたマルコ・ゲッケ版『くるみ割り人形』。予想通り、子ども向けの甘いクリスマス物語ではなく、祝祭の裏で戦争が起こり、子どもたちが命を落としていくという現実が描かれます。ユーモアを交えながらも、いまの世界と地続きの痛烈な戦争批判として立ち上がる作品でした。ダンサーの大きな身体が、その緊張感をさらに強め、古典作品が現代の視点から鋭く問い直されていることを強く感じました。

新しい共同ディレクター体制のもとで、創作、継承、育成、そして組織運営が有機的に結びついているバーゼルバレエが、これからどのような作品を生み出し、どのように発展していくのか、継続して拝見していきたいです。
お世話になった貴子さん、ありがとうございました😊 by @eri_karatsu
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8 months ago
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オランダからハンブルグへ。ハンブルクでも稀に見る積雪に見舞われ、とても寒い時期でしたが、愛知県芸術劇場とDaBYの共同製作による酒井はな×岡田利規『ジゼルのあらすじ』は、初の海外ダンス公演として、冬の演劇祭Lessingtage(レッシングターゲ)で無事に上演を終えました。両日とも満席となり、カーテンコールがなかなか止まらないほど温かな反応をいただきました。

招聘いただいたLessingtageは、マティアス・リリエンタール氏が監督を務める国際的に重要な冬の演劇祭で、今年のテーマは「ポスト・ポピュリズム」。このテーマのもとで今回の作品を客席から眺めていると、改めて浮かび上がってくる視点がありました。
『ジゼルのあらすじ』は、古典バレエを解体し、現代の身体と言葉で再構築する試みとして創作した『瀕死の白鳥 その死の真相』に続く、酒井はなさんと岡田利規さんの二作目のコラボレーションです。
本作では。ロマンティックバレエの形式=グランドバレエを、ひとりの身体と声による個人の物語として再構築することで、私たちの同時代の問題と引き寄せています。さらに、分断を生みやすいYouTubeというメディアの形式をあえて用い、メタ的に扱うことで省察の場へと転じています。
また、バレエの物語における男女の善悪の対立を単純化せず、ひとりで複数の立場を演じることで、多層的で曖昧な関係として提示しています。
こうした視点は、ポスト・ポピュリズムのテーマと深く響き合っていたように感じました。

今回の公演はConstellationの海外発信の第一歩でしたが、現地の反響は非常に大きく、今後のさらなる再演へとつなげていけそうな手ごたえを感じています。
上演後のポストトークでは観客から鋭い質問が相次ぎ、作品が社会的・芸術的議論を喚起していることを実感。またハンブルクの観客の皆さんの鑑賞眼の高さや批評性にも深く感銘を受けました。

お越しいただいた皆様、ありがとうございました。本作、次回は5月にオランダに伺う予定です。お近くの方ぜひ見にいらしてくださいね。

次は今回の欧州の旅の後半戦、スイスへ🇨🇭🛩️ by @eri_karatsu
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8 months ago
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弾丸オランダ🇳🇱
昨夜はNDTの本拠地デン・ハーグのアマーレで、Holland Dance Festivalのオープニングを鑑賞。開幕はまずJirí Kylián に関わる二つの授賞式からスタート。

ひとつはJirí Kylián Ringで、今年はクラブガイ&ロニ(Club Guy & Roni)が受賞。これはダンス界への革新と影響を称える“継承型”の賞で、受賞者が次の受賞者を指名してリングを手渡していく仕組みをもっているそう。もうひとつはKylián Awardで、Hans Knill(ハンス・クニル)が受賞。クニルはスイス出身の舞台写真家で、長年にわたりNDTの“ハウス・フォトグラファー”的存在として、カンパニーの記憶と歴史を写真で支えてきた人物。舞台芸術を記録し、伝えてきた功績への敬意としての受賞でした。

受賞式に続いて、NDT1の2作品を上演。どちらもオランダ・バレエ・オーケストラの生演奏という贅沢な編成。音楽と身体が一体となる濃密な体験でした。プレトークも立ち見の盛況。
今年はHDF20周年という節目もあり、客席には世界中からダンス界の顔ぶれが集結。キリアン、歴代芸術監督、元NDTダンサー、そしてプリンセスもいらしていて、会場全体が祝祭ムードに包まれていました。 

NDT1のダブルビル。Jan Martens『Wereldpremière』は世界初演で、マルテンスにとって初のNDT振付。バレエ、カニングハム、ポストモダン、即興など多様なダンス言語を自在に行き来しながら、解体・再構築していく、スリリングで高度な作品。これまでとは違うベクトルから、新しいNDTの方向性が見えた気がしました。
Marcos Morau『Horses』は、先日日本で上演された作品とはベクトルの異なる演劇的アプローチ。改めてマルコスの表現の幅の広さに驚かされました。幻想的で少し不穏、かつ目が離せない舞台でした。

一方で、このオランダでもフェスティバルの予算環境は以前より厳しくなっているとのこと。それでも開幕を含む関連公演が軒並み満席だったのが強く印象に残り、長年の芸術祭とカンパニーの双方の連携の取り組みによって観客がしっかり育っていることを実感。節目の年らしい、熱気と希望に満ちたオープニングでした。
個人的には沢山の懐かしい方々にお会いできたのも予想外の収穫のひとつでした。
キリアンさんもお元気そうでした!

さて、いよいよハンブルグに向かいます🛩️ by @eri_karatsu
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8 months ago
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愛知県芸術劇場の芸術監督トーク、本日申し込みを開始しました。大変ありがたいことに、申し込みから半日で、MIKIKOさん、町田樹さんの両回ともに、残席わずかとなっています!

昨年のNDT1公演では愛知県芸術劇場まで見に来てくださった元フィギュアスケーターで研究者の町田樹さん。ローザスのファンだとおっしゃる演出振付家のMIKIKOさん。どんなお話になるか私もとても楽しみにしています。いずれも無料ですので、ご参加ご希望の方は早めにお申し込みください。

そして、トーク内容についても、この機会に聞いてみたいことなどございましたら、ぜひお寄せくださいね! by @eri_karatsu
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9 months ago
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愛知・東京・高知、そして先日の長野・上田公演まで、たくさんの拍手と濃密な反応をいただいてきたダンス作品兼演劇作品『ダンスの審査員のダンス』。いよいよ次は最後の上演地となる北九州芸術劇場です。

この作品は、バレエを解体し、今日的な作品として再構築した1連のプロジェクト、酒井はなさんを軸にスタートした、ダンスと演劇のコラボレーション企画の第3弾にあたります。

第1弾は、バレエ史に刻まれたソロ《瀕死の白鳥》を題材に、踊る身体の記憶と舞台上の語られなかった真相に迫った『瀕死の白鳥 ― その死の真相』。

第2弾は、ロマンティックバレエの代表作『ジゼル』を取り上げ、古典を解体し、すべての役を、酒井はながわずか1人で演じ踊った『ジゼルのあらすじ』。

いずれの作品も、酒井はなさんが長年舞台で培ってきた経験や身体感覚を織り込み、岡田利規さんが台本・演出を手がけ、ダンスと演劇の境界を越境する舞台作品でした。
その試みは各地で高い評価を受け、何度も再演を繰り返しています。そしてこのたび『ジゼルのあらすじ』は初めての海外上演も決まっています。 

そして三部作の到達点として生まれたのが、『ダンスの審査員のダンス』です。

今回は、踊る身体を「見ること」、言葉で評価すること、「審査」という行為そのものが舞台の中心に置かれています。

詳細の情報は下記の通りです。見逃してしまった方やお近くの方など、ぜひ最後のステージを見に来ていただければと思います。

『ダンスの審査員のダンス』
会場:J:COM北九州芸術劇場 中劇場(福岡県北九州市小倉北区室町1-1-1-11 リバーウォーク北九州6F) 
日時:2026年1月25日(日)14:00開演(開場は30分前) 
上演時間:約70分(約1時間10分) 

また、もしハンブルクにいらっしゃる方がいましたら、第2弾にあたるこちらの作品もぜひ。

『Giselle – A Summary(ジゼルのあらすじ)』
会場:Thalia Theater(ドイツ・ハンブルク) 
上演日(予定):2026年2月6日・7日20:00開演予定
上演時間:約50分(予定) 

クラシック・バレエの名作『ジゼル』を、物語の骨格から捉え直し、現代の身体と語りの感覚で再構成した作品です。 

▼詳細はこちら
https://www.thalia-theater.de/en/whats-on/giselle-a-summary/260

北九州とハンブルク、それぞれの場所で地域のお客様とともに、立ち上がるダンスと演劇の現在形。ぜひ立ち会っていただけたら嬉しいです。

いずれの地域にも私も参ります。皆様とお会いできるのを楽しみにしています。 by @eri_karatsu
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9 months ago
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昨年末、家族が他界いたしましたため、新年のご挨拶を控えさせていただきます。
本年も変わらぬお付き合いを賜れましたら幸いです。

年末からこの1年を、様々な視点から振り返ってみていますが、2025年はこれまでの人生の中で最も移動の多かった一年でした。
本拠地である愛知と横浜のダンスハウスのあるDance Base Yokohama(DaBY)への移動のみならず、特に海外への移動が圧倒的に増えました。
コロナ禍には考えられなかったことです。
その背景には、毎年開催している愛知県芸術劇場の海外招聘公演に向けたリサーチや打ち合わせに加え、文化庁が昨年スタートさせたクリエイター育成のための助成金を確保できたことで、日本人アーティストやアートマネージャーとともに製作した作品を海外へどう発信していくかという、より具体的な準備を進める必要が生まれたことがあります。
作品を創作しても、国内では上演や再演の環境がまだ十分とは言えない中で、海外のフィールドにどのようにして「場」を確保していくのかという問いに向き合い、基本的なところからのリサーチと、時間をかけたコネクションづくりを重ねています。

2025年は、1月から2月にドイツ、スウェーデン、3月に上海、オランダ(アムステルダム、ハーグ)、4月に『ありか』の久々の海外公演で香港、7月にはフランス(アヴィニョン、ディジョン、パリ)、ウィーン、8月に台湾(台北・高雄)、9月の韓国では鈴木竜『TAMA』の再演、10月もAAPPACにて再び韓国、そして12月にはフランス(デェジョン、パリ)、スイス(ベルン)と、9回の海外への渡航で、17都市に参りました。(国内は除く)

多くの場所を行き来する一年でもあり、そうした海外での視察や対話の積み重ねの中で、2026年も複数の海外公演が決定しています。

まず2月には、一昨年前にプロデュースした『ジゼルのあらすじ』(酒井はな主演、岡田利規作・演出)が、ドイツ・ハンブルクのタリア公共劇場で開催される演劇祭 Lessingtage(レッシングターゲ)2026 に招聘されることが決まりました(2026年2月6日[金]・7日[土]上演/出演:島地保武)。また、5月末には、オランダのスプリングフェスティバルでの再演も決まっています。ほかにも複数の作品で現在、海外公演を調整中です。

こうした日本の作品の再演の場づくりは DaBY設立当初からの大きな目的のひとつとして、愛知県芸術劇場との連携により、創作から上演、そして再演までを見通せる環境が少しずつ現実味を帯びてきました。昨年は高槻をはじめとする国内な様々な地域で上演の機会を持つことができ、今年はまた、いわき、鳥取での再演も決まっています。また、パフォーミングアーツセレクションでは初めて海外ゲストをお招きすることもでき、海外で積み重ねてきた対話や信頼関係が国内の現場につながり始めたことを実感しています。
国内ではこのほか、昨年企画プロデュースしたダンス作品兼演劇作品『ダンスの審査員のダンス』(岡田利規作・演出)のツアーも各地で続いており(上田:2026年1月12日[月・祝]/北九州:1月25日[日])、作品が土地を越えて受け渡されていく手応えを感じています。

ただ正直に言えば、年々体力の衰えを感じ、移動そのものが以前よりもずっとしんどくなってきているのも事実です。しかもほとんどが1都市1日の滞在と過酷な日程…。それでも動き続けてこられたのは、この一年の取り組みが決して私ひとりで成り立っていたものではなかったからだと思っています。私の渡航には出来る限り、次世代のプロデューサーに同行してもらうことで、若いアートマネージャーへバトンを渡す準備もしています。 
また各国で時間を割いてくださった劇場関係者やフェスティバルのディレクター、プロデューサー、キュレーターの皆さん、そして現地でつないでくださった多くの友人や同僚の方々のお陰でもあります。この場を借りて心より感謝申し上げます。

いまは、2024年より、国が新たにスタートさせたクリエイター育成の支援制度の成果が問われる、とても重要な時期に差しかかっていると感じており、特に日本のパフォーミングアーツの中でも支援が行き届きにくいコンテンポラリーダンスの分野において、国際的なフィールドの中で日本のアーティストが継続的に活動できる道筋を少しでも残したい、いまはその一心で取り組んでいます。
そして同時に、そろそろ本気で次の世代にバトンを渡したいという気持ちもはっきりと芽生えてきました。
日本のパフォーミングアーツ、とりわけコンテンポラリーダンスの国際展開に加わりたいと思っている方がいれば、ぜひご連絡ください。道はまだ整っていませんが、だからこそ、自らのアイデアや熱意を持って次に続く人がもっともっと必要だと感じています。

本年も多くの場面で皆さまのお力をお借りすることがあるかと思いますが、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
皆さまにとって健やかで実り多い一年となりますように。

唐津絵理

#PerformingArts
#ContemporaryDance
#InternationalExchange by @eri_karatsu
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9 months ago
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ネザーランド・ダンス・シアター(#NDT2)来日公演2025、神奈川公演にお越しくださった皆さま、本当にありがとうございました。
初日から連日ほぼ満席というありがたい状況のなか、多くのお客様に支えていただき、心より御礼申し上げます。

そして本日は、愛知県芸術劇場での仕込みがスタート。
明日はいよいよ、私の本拠地である愛知県芸術劇場にて、日本公演の大千穐楽を迎えます。
今回の来日公演は愛知が最後の地となり、この機会を逃すとNDT2を日本で観られるのはしばらく先になってしまう…そんな貴重な上演になります。

少しでも多くの皆さまに楽しんでいただけるよう、愛知公演では
・開演前13:40〜プレトーク
・終演後アフタートーク
という、日本だけの特別二本立てトークをご用意しています。

そして明日は、少しでも多くの方に舞台を届けたくて、当日券をかなり多めにご用意できるよう頑張りました。
まだお越しいただけますので、どうぞ劇場へいらしてください。

神奈川公演では、会場で何人ものお客様が「愛知まで、すべての公演に伺います」と声をかけてくださり…本当に胸がいっぱいになりました😊
新鋭振付家たちの挑戦的な作品が良い形で受け止められ、NDTの魅力が再び日本で広がっていくことを強く実感しています。

また、毎回のプレトーク/アフタートークにも多くのご感想を頂きありがとうございます。
「少し盛りすぎでは…?」という声もあるかもしれませんが(笑)、NDTのミッションや哲学に触れていただくことで、コンテンポラリーダンスの奥行きがより立ち上がると考え、エミリーと相談して日本だけの特別構成が実現しました。
エミリー芸術監督も、最後まで残って耳を傾けてくださる日本の観客の皆さまの熱心さに深く感銘を受けていました。

そして改めて思うのは、劇場文化は、アーティストやスタッフだけでは生まれず、観客の皆さまと“ともに”つくるものだということ。
舞台と観客のコミュニケーションがあって初めて作品は息づきます。これからも日本の文化を支えていただけましたら幸いです。

さらに本公演には、2019年以降一貫してNDT招聘を支えてくださっているDance Base Yokohamaを運営するセガサミー文化芸術財団、常に多大なるご協力をいただいているオランダ大使館、そして本公演の意義をご理解くださり共催いただいたKAAT神奈川芸術劇場の皆さまにも、この場を借りて深く御礼申し上げます。

明日、11月24日(日) 愛知県芸術劇場 大ホール
13:40〜プレトーク、終演後アフタートーク
当日券あり/若干の見切れ席もご案内予定です。

日本公演の最後を、どうか一緒に迎えていただけましたら嬉しいです。
皆さまのご来場を、心よりお待ちしています! by @eri_karatsu
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小野彩加 中澤陽 スペースノットブランク『ダンス作品第3番:志賀直哉「城の崎にて」』

舞台リハーサルの写真が到着しました!

📸©HATORI Naoshi

私たちは、城崎での「知る」「集める」「過ごす」を経て、私たちにとっての「城崎にて」を、間違いなく「知り」「集め」「過ごした」と思う。そして、その上で私たちが創る、志賀直哉『城の崎にて』という原案のレイヤー(層)を上被せした『ダンス作品第3番:志賀直哉「城の崎にて」』は、その原案を知る者たちにとって、原案とは全く異なるものとして目に映るかもしれない。ただ、『ダンス作品第3番:志賀直哉「城の崎にて」』は、原作厨を満足させようとするための──小説からダンス作品への──翻案ではない。いや、『城の崎にて』を読めば読むほど、これは、私たち、すなわち「読者たち」を、それぞれにとっての「城崎にて」へと導こうとする地図のようにしか見えなくなってくる。『ダンス作品第3番:志賀直哉「城の崎にて」』には、蜂、鼠、蠑螈(イモリ)は、判然としたかたちでは登場しない。しかし、3人のダンサーが登場する。小説のように、文字を、単語を、言葉を、意味を追う読者の視線は存在しない。しかし、空間があり、そこに流れる音楽があり、そこに表現される「純粋」な範疇を出ない「瞬間」を追う観客の視線が存在する。

2025.10.31(金)19:00|11.1(土)15:00
愛知県芸術劇場 小ホール

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トリガーアラート
本ダンス作品は、志賀直哉の小説『城の崎にて』を原案としています。
原案には鉄道事故、人間や動物の死、動物虐待などの描写が含まれ、
人によってはつらい記憶や苦手意識を呼び起こす場合があります。
これらの描写を直接的に扱う場面は本作にはありません。

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原案:志賀直哉『城の崎にて』(1917年)
(参考文献:志賀直哉『城の崎にて』『注釈・城の崎にて』NPO法人 本と温泉[2013年])
振付・演出:小野彩加、中澤陽
出演:児玉北斗、斉藤綾子、立山澄
リハーサルディレクター:山口静
音楽:mmm
美術:カミイケタクヤ
プロデューサー:唐津絵理(Dance Base Yokohama/愛知県芸術劇場)
技術統括:世古口善徳(愛知県芸術劇場)
技術監督:湯山千景
舞台監督:森部璃音
音響:櫻内憧海
照明:中山奈美
制作:神村結花(Dance Base Yokohama)
制作協力:スペースノットブランク

初演:2025年10月(愛知県芸術劇場)
*パフォーミングアーツ・セレクション2025 Festival Edition

企画制作:Dance Base Yokohama[一般財団法人セガサミー文化芸術財団]
共同製作:Dance Base Yokohama、愛知県芸術劇場[愛知県文化振興事業団]
助成:文化芸術活動基盤強化事業(クリエイター等育成・文化施設高付加価値化支援事業)
独立行政法人日本芸術文化振興会
レジデンス協力:城崎国際アートセンター(豊岡市)
レジデンス協力(シェフ):太田夏来
リサーチ協力:NPO法人DANCE BOX、城崎温泉 三木屋、末代山 温泉寺
協力:Iwaki Ballet Company、斉藤DANCE工房、渡辺綾子

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小野彩加 中澤陽 スペースノットブランク
Ayaka Ono Akira Nakazawa Spacenotblank
二人組の舞台作家・小野彩加と中澤陽が舞台芸術作品の創作を行なうコレクティブとして2012年に設立。
舞台芸術の既成概念と、独自に研究開発する新しいメカニズムを統合して用いることで、
現代における舞台芸術の在り方を探究し、多様な価値創造を試み続けている。
固有の環境と関係から生じるコミュニケーションを創造の根源として、
クリエイションメンバーとの継続的な協働と、異なるアーティストとのコラボレーションのどちらにも積極的に取り組んでいる。
DaBY “Wings” クリエイター。 by @eri_karatsu
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